福島県郡山市の県林業研究センターでは、「無花粉スギ」の開発と育成に取り組んでいます。
無花粉スギは、雌しべの生殖機能は正常だが、何らかの原因で花粉を作らないか、花粉を作っても飛散しないスギのことで、約5,000本に1本の割合で無花粉スギが存在するといいます。
同センターでは、2003年と2004年に福島県内の造林地で無花粉スギを計3本発見。
現在、これらの無花粉スギと、材質や成長に優れた「精英樹」と呼ばれるスギを人工交配させて作った無花粉スギの苗木育成に取り組んでいます。
現在では、国民病といわれるまでになった花粉症。
花粉症対策のため、無花粉スギの研究推進を大いに期待したいですね。