2008年4月19日付時事通信によると、花粉症を引き起こすたんぱく質をスギ花粉から取り出し、弱毒化して錠剤として飲む方法で、花粉症患者8割以上の症状が改善したと、山口大学の加藤昭夫名誉教授の研究室が2008年4月19日までに学会で発表したといいます。
加藤名誉教授によると、2006年に花粉症の原因となるたんぱく質を1日に0.7mg摂取できるよう調整した錠剤を患者40人に30日間投与したところ、34人に花粉症の症状の改善がみられたとのこと。
そのうち5人は、花粉症が完治したそうです。
注射による花粉症治療が数年かけて継続的に行わなければならないのに対し、この経口ワクチンによる花粉症治療は、錠剤を1か月飲むだけの大変お手軽な花粉症対策法らしいのです。
辛い花粉症に悩む人にとっては、大変な朗報です。