2008年12月11日付伊藤園のプレスリリースによると、伊藤園の中央研究所は、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部との共同研究で、緑茶による抗アレルギー効果は、EGCg(エピガロカテキンガレート)がアレルギー疾患関連遺伝子の発現を抑制することによるものであることを発見したようです。
EGCgとは、緑茶の主成分であるカテキンの中でも、特に抗酸化力の強い成分とのこと。
これまでも、緑茶抽出液およびEGCgが、肥満細胞からのヒスタミン分泌を抑制することでアレルギー抑制効果を示すことは知られていたようですが、今回の試験で、アレルギー疾患関連物質であるヒスタミン受容体(H1R)とアレルギー情報伝達物質の遺伝子発現に対するEGCgの効果が明らかにされました。